教育の先に何かを見ているかどうか
子どもたちの未来、この社会の未来。
そこに何か願いやビジョンがあるかどうかって、教師の芯にかかわる部分だと思います。
例えば自分なら、共生社会を目指していますし、誰もが幸せに暮らせる社会を目指しています。
そのために子どもたちには、多様性について気付いてほしいですし、多様な人たちと折り合いをつけながら協力する力を身に付けてほしいと思っています。
国語とか算数とかっていうのはあくまでそのためのツールであって、別にそれじゃなくてもいいと思っています。
でも、教育の先に何も見ていないと、目の前の教科教育や道徳教育が目標そのものになってしまいます。
理念ではなくノウハウに流れてしまうのもうなずけます。
教師教育においては、何を目指すか、が大切になってくると思いますし、「この人の考え方に共感する」という人に出会えるかどうかはその後の教師人生を大きく左右すると思います。